講談社『モーニングツー』で「とんがり帽子のアトリエ」のスピンオフ漫画『とんがり帽子のキッチン』連載中です。
過去作は『いそあそび』全3巻。
Posted by 佐藤宏海 - 2013.01.26,Sat
小林君と映画「桐島、部活やめるってよ」を観に行きました。
この映画を一言で説明するのは難しく、とにかく一度、観ていただきたいのですが、松山での公開は今日で最後のようです。
残念ですね!
なので、
ネタバレにならない程度にあらすじを書きます。
この作品は、いわゆる青春群像劇なのですが、既存のものとは少し趣きが違います。
ある高校の一クラスの何人かを中心に、物語は進みます。
それぞれの人物のエピソードを少しずつ追いながら。
登場人物は、全員、別々の目線で世界をとらえています。
同じ場面が繰り返されるシーンもありますが、主人公となる人物が変わることで、印象が変わるという作りになっています。
同じクラスだからといって、一丸となって何かを目指すようなことはありません。
登場人物たちの何人かは、学校生活での接点が無く、別のグループや部活に属しているからです。
普通の青春映画であれば、これらの人物はやがて一つの目標に向かって同じ方向に進むところですが…。
この作品では何もありません。基本的には。
しかし、ある一つの出来事をきっかけに、登場人物たちの関係には歪みが生じ、少しずつ互いの思惑は交錯していきます。
そして……!!
あーーーちょっともうやめます。
これ以上は。
では、感想を。
高校生と言えば、大人になる手前の葛藤に苦しむ存在ですね。
この作品にもそんな人物が登場します。主人公の一人として。
それから、何も考えてないアホも登場します。主人公の一人として。
この映画を観た人は、
「あーこんな奴おったなー」
とか、
「これは俺のことだ!」
と、当てはめながら観ることができることでしょう。
すごいなと思ったのは、それぞれの人物が、
過剰に持ち上げられたり、落としめられたりしてない所です。
とてもフラットな感じで描写されてるのです。
青春とはこうあるべきだ!こんな人物を目指しなさい!
と、この作品はそんな押し付けがましいところがありません。
普通の青春映画を期待した人にとっては、肩透かしを食らったような印象を持たれるかもしれません。
しかし、この冷めた感じこそが、この物語のキモなんでしょうね。
既存の青春映画に対するアンチテーゼ。
それでいてエンターテイメント性を損なわない、絶妙なバランス感覚。
いやービックリしましたねーー。
大変な作品ですねーー。
…凹みますねーーー。
皆さんにも是非観ていただきたいですね!
そして衝撃をうけて欲しいですね。
でも、なんとも思わない方もいるかもしれませんね。
むしろツマラン、と。
そんな映画でした。
この映画を一言で説明するのは難しく、とにかく一度、観ていただきたいのですが、松山での公開は今日で最後のようです。
残念ですね!
なので、
ネタバレにならない程度にあらすじを書きます。
この作品は、いわゆる青春群像劇なのですが、既存のものとは少し趣きが違います。
ある高校の一クラスの何人かを中心に、物語は進みます。
それぞれの人物のエピソードを少しずつ追いながら。
登場人物は、全員、別々の目線で世界をとらえています。
同じ場面が繰り返されるシーンもありますが、主人公となる人物が変わることで、印象が変わるという作りになっています。
同じクラスだからといって、一丸となって何かを目指すようなことはありません。
登場人物たちの何人かは、学校生活での接点が無く、別のグループや部活に属しているからです。
普通の青春映画であれば、これらの人物はやがて一つの目標に向かって同じ方向に進むところですが…。
この作品では何もありません。基本的には。
しかし、ある一つの出来事をきっかけに、登場人物たちの関係には歪みが生じ、少しずつ互いの思惑は交錯していきます。
そして……!!
あーーーちょっともうやめます。
これ以上は。
では、感想を。
高校生と言えば、大人になる手前の葛藤に苦しむ存在ですね。
この作品にもそんな人物が登場します。主人公の一人として。
それから、何も考えてないアホも登場します。主人公の一人として。
この映画を観た人は、
「あーこんな奴おったなー」
とか、
「これは俺のことだ!」
と、当てはめながら観ることができることでしょう。
すごいなと思ったのは、それぞれの人物が、
過剰に持ち上げられたり、落としめられたりしてない所です。
とてもフラットな感じで描写されてるのです。
青春とはこうあるべきだ!こんな人物を目指しなさい!
と、この作品はそんな押し付けがましいところがありません。
普通の青春映画を期待した人にとっては、肩透かしを食らったような印象を持たれるかもしれません。
しかし、この冷めた感じこそが、この物語のキモなんでしょうね。
既存の青春映画に対するアンチテーゼ。
それでいてエンターテイメント性を損なわない、絶妙なバランス感覚。
いやービックリしましたねーー。
大変な作品ですねーー。
…凹みますねーーー。
皆さんにも是非観ていただきたいですね!
そして衝撃をうけて欲しいですね。
でも、なんとも思わない方もいるかもしれませんね。
むしろツマラン、と。
そんな映画でした。
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