講談社『モーニングツー』で「とんがり帽子のアトリエ」のスピンオフ漫画『とんがり帽子のキッチン』連載中です。
過去作は『いそあそび』全3巻。
Posted by 佐藤宏海 - 2014.11.05,Wed
小林君の所へ、ちょろっと簡単なカットというか、背景を描きに行ってました。
その帰り道、夜空に浮かぶ月がやたら明るかったのですが、
どうやら、今日は171年ぶりの「ミラクルムーン」の日らしいですね。
月と言えば、夏目漱石の英語教師時代のエピソードとされている、
「I love you」を「あなたを愛してます」などと訳すんじゃない。
こういう時、日本人なら「月がきれいですね」とでも言っておけば伝わるものだ。
という逸話が有名ですが、
この逸話の、さらに元ネタと言われている
戦国時代の小話が存在することが、
深夜番組の「コヤブ歴史堂」で紹介されてました。
長いので、2ちゃんねるから丸々コピペします。
「前田利常、堀尾忠晴に一目惚れをする。」
611 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 15:42:53.17 ID:cVYVs/k6
いい話にしたものか悪い話にしたものか迷った。僕らの微妙院様・前田利常公のお話
慶長20年(1615)大阪の陣の時の事だという。
この時、16歳の出雲松江藩3代・堀尾忠晴は堂々たる初陣を遂げた。
忠晴は絶世の美少年として知られていたが、彼の美々しい初陣姿はまさに天下無双だと大いに評判になった。
と、この忠晴の姿を一目見て心を射抜かれたものがあった。そう、我らが加賀百万石太守・前田利常(当時19歳)
である。
利常は堀尾忠晴とお近づきになりたかった。深くお付き合いしたかった。
大阪の陣が終わると利常は早速、共通の知人である幕府旗本の竹中左京に仲立ちを依頼、月見の宴を開き
そこに忠晴をお誘いすることに成功した!
当夜。
前田邸に堀尾忠晴が訪れた瞬間からもう心臓がバックんバックンの利常公。
周りは気をきかせ二人っきりに。
が、利常、あこがれの美少年が側にいることに緊張しまくり、彼にどんな言葉をかけていいのか、
何を話題にすれば良いのかわからない。
そんな状況に堀尾忠晴も退屈そう。そこで利常がようやく搾り出した言葉が
「つ、つつ、月が綺麗ですね。」
もっとロマンチックな言葉がかけられると思っていた所、この恋愛したての中学生あたりが
告白の時動転して言いそうなセリフに堀尾忠晴もガッカリ
「そんなに月が綺麗なのなら、どうぞお一人でご覧になって下さい」
こんな言葉を投げ捨て座を立ち、そのまま帰ってしまった。利常、手痛く振られてしまったのだ。
これに利常の落ち込みようは半端ではなく、周りもすっかり困り果てた。
と、それからしばらくして、今度は堀尾忠晴の方から利常に「またあなたの所にお訪ねしたい」と言ってきた。
落ち込んでいた利常、今度は有頂天である。その日は屋敷の中を大いに飾り立て彼を迎える準備に大わらわ!
今度こそ自分の思いの丈を忠晴に伝えるんだ!そこに堀尾家から書状が!
『やっぱ行けないやゴメン by忠晴』
このドタキャンに利常は本気で落ち込み完全に塞ぎ切った。正にジェットコースター。憔悴甚だしく、家中の者たちの言葉も虚しいだけである。そして日が暮れた頃、暗い前田邸に、「堀尾山城守(忠晴)からの使者」という者が訪れ、前田利常へ直接会って主人の言葉を伝えたい、と言ってきた。
ところがこの使者、侍ですら無い、ごく身分の低い下男であるという。
「いけません!そんな下賎の者に前田家の当主たる殿が直接会うなど!」
家臣たちは揃って反対した。それも当然であろう。前田家といえば御三家にも並ぶ最高の格式を持つ家なのだ。
だが利常の忠晴への想いは本物であった!その前には家臣たちの反対など何ほどのものであろうか!
「堀尾殿が内々に私に伝えたい事があるに違いないのだ!どんな身分の低いものでも直接会わねばならぬ!!」
人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて何とやら。利常、家臣たちを押し切りその使者に直接会った。
ところがその使者は!
「私です」「あっ!?」
なんと、それは下人に変装した堀尾忠晴本人であった。彼は利常の自分への想いが本物であるかどうか、
こうやって試していたのである。魔性の美少年にもほどがあるぞ堀尾忠晴。
とまあこうして相手の気持ちが本物であることを知った忠晴と前田利常は、それ以後想い想われる仲になったと
言うことである。めでたしめでたし。
(寧固斉談叢)
……なんやこれ!!
結局ホモじゃないか(憤怒)!
その帰り道、夜空に浮かぶ月がやたら明るかったのですが、
どうやら、今日は171年ぶりの「ミラクルムーン」の日らしいですね。
月と言えば、夏目漱石の英語教師時代のエピソードとされている、
「I love you」を「あなたを愛してます」などと訳すんじゃない。
こういう時、日本人なら「月がきれいですね」とでも言っておけば伝わるものだ。
という逸話が有名ですが、
この逸話の、さらに元ネタと言われている
戦国時代の小話が存在することが、
深夜番組の「コヤブ歴史堂」で紹介されてました。
長いので、2ちゃんねるから丸々コピペします。
「前田利常、堀尾忠晴に一目惚れをする。」
611 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 15:42:53.17 ID:cVYVs/k6
いい話にしたものか悪い話にしたものか迷った。僕らの微妙院様・前田利常公のお話
慶長20年(1615)大阪の陣の時の事だという。
この時、16歳の出雲松江藩3代・堀尾忠晴は堂々たる初陣を遂げた。
忠晴は絶世の美少年として知られていたが、彼の美々しい初陣姿はまさに天下無双だと大いに評判になった。
と、この忠晴の姿を一目見て心を射抜かれたものがあった。そう、我らが加賀百万石太守・前田利常(当時19歳)
である。
利常は堀尾忠晴とお近づきになりたかった。深くお付き合いしたかった。
大阪の陣が終わると利常は早速、共通の知人である幕府旗本の竹中左京に仲立ちを依頼、月見の宴を開き
そこに忠晴をお誘いすることに成功した!
当夜。
前田邸に堀尾忠晴が訪れた瞬間からもう心臓がバックんバックンの利常公。
周りは気をきかせ二人っきりに。
が、利常、あこがれの美少年が側にいることに緊張しまくり、彼にどんな言葉をかけていいのか、
何を話題にすれば良いのかわからない。
そんな状況に堀尾忠晴も退屈そう。そこで利常がようやく搾り出した言葉が
「つ、つつ、月が綺麗ですね。」
もっとロマンチックな言葉がかけられると思っていた所、この恋愛したての中学生あたりが
告白の時動転して言いそうなセリフに堀尾忠晴もガッカリ
「そんなに月が綺麗なのなら、どうぞお一人でご覧になって下さい」
こんな言葉を投げ捨て座を立ち、そのまま帰ってしまった。利常、手痛く振られてしまったのだ。
これに利常の落ち込みようは半端ではなく、周りもすっかり困り果てた。
と、それからしばらくして、今度は堀尾忠晴の方から利常に「またあなたの所にお訪ねしたい」と言ってきた。
落ち込んでいた利常、今度は有頂天である。その日は屋敷の中を大いに飾り立て彼を迎える準備に大わらわ!
今度こそ自分の思いの丈を忠晴に伝えるんだ!そこに堀尾家から書状が!
『やっぱ行けないやゴメン by忠晴』
このドタキャンに利常は本気で落ち込み完全に塞ぎ切った。正にジェットコースター。憔悴甚だしく、家中の者たちの言葉も虚しいだけである。そして日が暮れた頃、暗い前田邸に、「堀尾山城守(忠晴)からの使者」という者が訪れ、前田利常へ直接会って主人の言葉を伝えたい、と言ってきた。
ところがこの使者、侍ですら無い、ごく身分の低い下男であるという。
「いけません!そんな下賎の者に前田家の当主たる殿が直接会うなど!」
家臣たちは揃って反対した。それも当然であろう。前田家といえば御三家にも並ぶ最高の格式を持つ家なのだ。
だが利常の忠晴への想いは本物であった!その前には家臣たちの反対など何ほどのものであろうか!
「堀尾殿が内々に私に伝えたい事があるに違いないのだ!どんな身分の低いものでも直接会わねばならぬ!!」
人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて何とやら。利常、家臣たちを押し切りその使者に直接会った。
ところがその使者は!
「私です」「あっ!?」
なんと、それは下人に変装した堀尾忠晴本人であった。彼は利常の自分への想いが本物であるかどうか、
こうやって試していたのである。魔性の美少年にもほどがあるぞ堀尾忠晴。
とまあこうして相手の気持ちが本物であることを知った忠晴と前田利常は、それ以後想い想われる仲になったと
言うことである。めでたしめでたし。
(寧固斉談叢)
……なんやこれ!!
結局ホモじゃないか(憤怒)!
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