27日の深夜、小林君からメールが入ってきました。

PSPを今から借りに行っても良いか？
とのことでした。

PSPで進めてるゲームも特に無く、
貸し出すのは全然構わなかったのですが、
なにぶん夜も遅く、しかも僕はその日、
実家の祭りから帰ってきたばかりでヘトヘトだったのです。

埃をかぶっているPSPの充電やらセーブデータの避難が億劫で、
その時、僕の下した決断は
「居留守を使おう！」
でした。

小林君にはまだ実家から帰ってないことにして、
メールを返信しました。

すると翌日、
午前９時という漫画家にとっては早朝、メールがきました。

もう帰ってますか？

夏休み中の小学生でしょうか？
早すぎます。
そんなに「サカつく」がしたかったのですね。

眠かったのですが、前日居留守を使った手前
申し訳ない気持ちもあり、頑張って起床しました。

無事、小林君にPSPを渡した後、
ふと気になる考えが頭をよぎりました。

もしかしたら、
27日の深夜、小林君が既に家の前に来ていたのではないか？
という疑問です。

彼はネームに詰まると、深夜に原付で徘徊すると聞きます。
また、アポ無しで家に来たことも何度かありました。

家の前でこう思ったハズです。
「車あるやん！」

そういえば、まだ実家にいるとメールした後、
返信がありませんでした。

ｳｰｰﾑ、考えても仕方ない。
とにかく27日の深夜、
僕はまだ実家にいたことになってるのだから！
そういう事だから！