「風たちぬ」観てきました。

昨日。

良かった。地味やったけど。

恋愛パートも、もちろん良かったのですが、
やはりこの作品は、全てのモノ作りに携わる人達に向けられた物語なのではないかと思います。

本当にいい仕事ができる期間というのは、人生の中でほんの僅かな間だけだということ。
そして、そのためには何かを犠牲にしなければならないこと。

一番衝撃的だったのは、
他ならぬ監督自身が「老い」を感じ、昔のような映画作りができない事を受け入れつつあったことでした。

宮崎駿ほどの大アニメ人でさえ、そう思っているのです。

並みの人間はどうしたら良えがですか。
僕はまだ、始まってもいないのですよ。

創造的人生の10年。

いつ来るのでしょうか？
もう終わってしまったのでしょうか？

それとも、そもそも自分には無かったのでしょうか？
悩みます。

普通の人なので、
多くの人がそう思うのと同じように。

週末は妹の結婚式だったので、実家に帰っとりました。

そして今日は、久々の中退会でした。
あまりに久しぶりなので、近況報告もそれなりの情報量です。

僕の持ち込み原稿とか、今、進めているプロットについても、
ケンケンガクガク話し合いました。

やはり漫画は、人に読んでもらうのが一番です。
いやー、漫画について喋ってると時間がたつのが早いですね。

今日は帰るだけです。
電車に揺られながらネームでも考えようと、
成田空港まで各駅停車で行ってみました。

3時間かかった、、。
ちょっとした冒険やぞこれ。

ほとんど、遊んでるみたいな旅に見えたかもしれませんが、
宿泊先がカプセルホテルだったので、
連日、夜は狭い寝床の中、まんじりともせずネームや将来の事について考えておりました。

タブレットＰＣがＷｉ-Ｆｉ電波をまったく拾ってくれず、
久しぶりのインターネットの無い数日間でもありました。

時間が長く感じられます。
無いなら無いで良いな！
電車を調べるのには困ったけど。

あ、それから、関東は蕎麦屋が多いですね。
うどん派の僕ですが、ほぼ毎日、蕎麦食べてました。
安くて美味いのは一緒。

松山にもチェーン店来ないかな。
大盛り30円増し、特盛り60円増しでいいなんて、魅力的過ぎる！

午前中は三井記念美術館へ。
水木しげる先生の妖怪画ウヒョー。

浮世絵や能面、百鬼夜行図もありましたよ！

月岡芳年や歌川国芳が真面目に妖怪を描いてるのに対して、
歌麿先生は、はだけた着物から見える胸元のチラリズムを忘れないサービス精神。
さすがですね。


では気を取り直し、持ち込み再開。

大体、似たようなことを言われるものです。
それでも、良いところと悪いところがハッキリ見えてくるのは非常に助かります。

ありがとうございました。

時間が余ったので、イカを観に行くぜ～～～！！

いよいよ、ただの観光みたいになってきたので、続きは畳みます。

本日、持ち込みはありません。

午前中、秋葉原に行く。
が、僕は知識系オタクなのであって物欲系オタクでは無いので、言うほど心躍らず。
デニーズで昼食をとって、今後の創作活動について考える。

覚悟が決まらないので、
英霊の力を借りるべしとばかりに靖国へ行ってみようと思い立つ。

駅からアホみたいに遠い。
聞いてないよ～～。

以下、特に持ち込み旅行とは関係の無いレポート。




















遊就館にも行ってきたよ！




















風たちぬ。

他にも、野砲、チハ、回天、桜花等が展示されてました。

桜花は、いわゆる特攻兵器なのですが、プロペラが付いてません。
後部のロケット推進で飛ぶのです。
現代の巡航ミサイル「トマホーク」と形がよく似てます。
制御を人間がするところ以外は。

なんだか、神妙な気持ちになります。
のん気に漫画のことを考えられるのも、先人達の努力があってこそなんですね。

がんばろう！！