新人賞に応募したものの、落選して帰ってきた可哀想な
読み切りが２本あります。

一度ダメだったものだし、静かに引き出しの中で眠らせておいてたのですが、
小林有吾という、やたら暑苦しい漫画家が
「他所に出したらええやん！もったいない！」
と、応募用の封筒とケーキを携えて、家にやってまいりました。

なんでこの人は、こんなに僕に構うのでしょうか？
ひょってしてアタシこと好きなのかしら…やだもう！

私「そのケーキ、今食べる？コーヒー淹れよか？」

有吾「す、すまん！このケーキは嫁さんへのお土産なんや！」

……ひ、非道い！アタシの心を弄んだのね！